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【ネタバレあり】菅田将暉主演の「アルキメデスの大戦」のあらすじと感想

アルキメデスの大戦を観てきました!

2019年7月26日公開の、菅田将暉主演映画です。

前情報何もなしで観てきたのですが、めっちゃ面白かったのです!

思わずレビューを書きたくなる作品でした。菅田将暉めっちゃくちゃかっこいい作品です。

アルキメデスの大戦

公開日:2019年7月26日

原作:アルキメデスの大戦
(作者:三田紀房)

出演:菅田将暉

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菅田将暉 アルキメデスの対戦のネタバレなし感想

戦争映画ですが、あまりグロいシーンはありません。

冒頭少し戦艦大和VS戦闘機のシーンがあるくらいです。

ですが映画館に女1人で観にきてる人はいませんでしたね…。

男の人か、彼氏に連れられた女性、年配の夫婦、孫に連れられたおばあちゃん、という感じでした。

戦争反対!とか戦争はこんなにひどい!やめよう!という趣旨の映画ではありません。

第二次世界大戦で目玉戦力であった戦艦大和を違った1面からみるという映画です。

見所1 菅田将暉がとにかくカッコいい

天才数学者、櫂直を演じるのは菅田将暉ですが、菅田将暉は本当に演技派ですね!

もしこの映画がおじさんばっかりだったら観に行ってないです。

菅田将暉演じる天才数学者、櫂が戦艦大和の造艦を阻止する、という設定にひかれてみにいったので菅田将暉は大事。

戦争映画で大将や中将が多くでてきて、若手俳優があまりいないという映画で存在感を発揮する菅田将暉はやっぱさすがでした。

ぜんぜん軽くないんですよね、舘ひろしや國村隼人、橋爪功というベテラン俳優勢に囲まれての演技なのにまったく負けてないんです。

菅田将暉を天才数学者役という主人公にしたのは大正解だと思います。

軍服も似合うし、和服も似合うし、学者っぽさもいいです。

菅田将暉じゃなかったら観てなかった…。ありがとう菅田将暉…。

見所2 部下の田中がいい味だしてる

菅田将暉演じる櫂の直属の部下が田中正二郎(柄本佑)。

天才と凡人のつなぎ、ベテラン重厚な実在の人物の役とフィクションの櫂をつなぐ、という大事な役割を果たしていた気がします。

山本五十六や永野修身は実在する人物ですが、櫂直はフィクションなのでともすると嘘っぽくなってしまいますが、田中がうまく現実っぽくしてくれてます。

わかりやすく凡人だけど、櫂の行動に感化されていく姿はみる人に勇気をくれると思います。

あの、目でわかるのすごいですよね。

うんんざりしてる目と戸惑う目、櫂の役に立とうと尽力する姿、変化していく彼がとても可愛らしかった…。

敬愛する上官に命令されて嫌々櫂にしたがってたのにね、いつの間にか櫂を尊敬するようになっていってね…。

見所3 ベテラン俳優勢の重厚感

山本五十六や永野修身など海軍上層部、このあたりはさすが歴史上の人物も登場するだけあって、俳優陣もベテラン揃いです。

フィクションだけど、舘ひろし演じる山本五十六と、田中泯演じる平山忠道(架空の人物)の狂気をはらんだ思惑のやりとりは見応えがありました。

とくに戦艦大和の案を出した平山中将のキャラがすばらしいです。

ここぞという時以外口を開かなくて、必要なこと以外話さないタイプ。

口を開いたと思ったら、相手を的確に刺す一言をはなつ、アルキメデスの大戦のもう1人の天才でした。

菅田将暉主演 アルキメデスの対戦 ネタバレあり感想

戦艦大和がどうして美しくなくてはいけなかったか、この発想はなかったなあという感想。

天才は美しいものに魅入られるという点で、宮崎駿の風立ちぬの堀越二郎に通ずるところがありました。

堀越二郎と櫂の違うところは、櫂は一応理性で欲を抑えるところ。

平山案の戦艦大和を、一度は設計してしまったけど日本のためにはならないからと自分の中に押し戻す理性が櫂にはありました。

平山中将に請われてもすぐには応じなかったけれど、戦艦大和が強く美しく日本軍の象徴ともいえる姿であるべき理由を聞かされて、納得したから協力したという櫂の苦悩がアルキメデスの大戦にはあります。

風立ちぬの堀越二郎はひらすらに美しい飛行機を求めていた残酷さがありましたけど、アルキメデスの大戦の櫂は国のために葛藤します。

だからこそ、戦艦大和ってなんて悲しい戦艦なんだろうと胸にせまるものがありました。

まとめ 戦争の是非は別問題として観るべし

戦争反対!でも戦争は必要ならすべし!でもない戦争映画です。

わたしは戦争がいい悪いではなくて、どうしてそうなったかとかどうすれば良かったのか、とかを冷静に考えたいのでアルキメデスの大戦はとても面白く観られました。

戦艦大和ってわたしは旧日本軍のバカの象徴のようなイメージだったんです。

古くなりつつある大鑑巨砲主義で、的外れなことにお金をつぎ込んだ、日本軍の悪しき慣習の産物とまで思ってました。

でももし劇中の山本五十六の思惑どおり空母を揃えていたら、日本は勝てていたのでしょうか?

山本は山本で、自分のやれる戦い方のために戦艦大和の造艦案を潰したかっただけのようにも観れました。

平山中将の思惑どおり、戦艦大和は大して活躍もできなかった挙句ボッコボコにされて轟沈しました。

でもそこから先は平山中将の思惑とは外れ、降伏のきっかけとはならなかったんですよね。

今となっては、平山と山本、どちらの案が良かったとは言えません。

彼らの思惑の向こうには、その命令に従うたくさんの命があり、大きく美しい戦艦大和とともに3千名の兵士が命を散らしています。

空母があったら戦艦大和の悲劇は起きなかったとは単純に思えず、空母と戦闘機が充実していたらしていたで戦争は長引いた可能性もあります。

どのみち物量で劣る日本が勝てたとは思えないんですよね…。

戦争は起きない方がいいに決まっています。

だからといって過去の戦争をみないようにするのは違うと思います。

フィクションを交えてでも、戦争に至る思考の流れや、アメリカに及ばなかった日本軍の個人をないがしろにする風習を知るって大事だと思うんですよね。

原作は16巻も出てることを知り、おそらく映画とはまた違ったストーリーになっていそう。

原作でも映画でも、これまでとは違った戦争映画として誰もが観て損のない映画です。

久しぶりに観終わって圧倒された映画でした。

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