あ!これ見たいと思って速攻で見に行ったのが9.9公開のダンケルクでした。まだやってるかな?
第二次世界大戦の「救出劇」です。撤退戦の話です。ストーリーとしては絶体絶命から逃げ切るまで、です。尊敬するマーケッターがFacebookでオススメしてて、予告を見たらまあかっこいい。
でも真面目な話、これは日本人として見ておくべき映画だと思ったんです。戦争というものに対する考え方って意味で。くわえて出演俳優みんなカッコいい。歴史好きな人なら楽しめると思います。
事前に知っておくといいことをまとめました。
ダンケルクの戦いとは?

ドイツ軍に追い詰められたイギリス・フランス軍の撤退戦です。追いつめられた場所はフランスの小さな港町、ダンケルク。その数40万人。
港だけど撤退する船はなく、ドイツ軍は圧倒的な物量でせまってくる。空からは空爆。祖国英国は海を挟んでわずか60キロ先。
帰りたいのに帰れない、そんなもどかしい思いを空軍、港、船の三つの視点から描かれてました。
実際あまり知られていない戦いなようですが、第二次世界大戦においては結構なキーポイントになった戦いだったと後からわかりました。この後からあのシーンは!と思えるのが歴史をもとにした映画の面白さだと思います。
撤退戦の目的はよりたくさんの兵士を救うため

民間も動員して、兵器を捨てても人を救出
追いつめられた英・仏軍は40万人です。この人的資源を守ろうとした戦いがダンケルクの戦いでした。当時のイギリス首相チャーチルは彼らの救出を命じ、軍艦だけでなく、民間の漁船やヨット、などのあらゆる船舶を総動員しました。これにははしけっていうなんかイカダみたいなやつも含みます。作戦名はダイナモ作戦。
この作戦で帰還した兵士はほぼ丸腰、しかもイギリス軍はフランスへ持ち込んでいたたくさんの砲弾や戦車、陸戦で使う兵器を手放さざるをえませんでした。
それくらい人の確保を優先したんです。この作戦のためにドイツ軍をひきつける囮となった部隊もあり、それもあって数十万人がイギリスの国土を踏むことができました。
救われた人が、その後を戦い第二次世界対戦を勝利
ダンケルクの戦いのあと、第二次世界対戦は5年続きました。救われた何十万の兵士は、また戦いにおもむき、勝ち抜いたんです。
ダンケルクの救出劇はイギリス国内を奮い立たせることとなり、まだドイツと戦える!という士気高揚に繋がったんです。民間一体で危機を脱したということもあり、”ダンケルクスピリット”という言葉が生まれ、逆境に立ち向かう雰囲気になりました。
つまりドイツと講話は結ばない、という結論に。救出劇がその後の士気に繋がっていったんです。
ドイツは追撃の手をゆるめていた トドメをささなかったワケ

Courtesy of Warner Bros. Pictures
一方ドイツは、その気があればダンケルクでイギリス・フランス軍を殲滅できたようです。せっかく袋のネズミにまで追い込んだのに、撤退の妨害もせず撃ち破りもしなかった。
ドイツは短期決戦でこの第二次世界対戦が終わるとふんでいたと言われています。戦力の大半を放棄=戦力の無効化はできたと思っていたので、このあと5年も戦いが続くことになるとは思っていなかったんです。
つまり早めに講話が結ばれるから、その時のために撤退妨害しないでおこう、と考えたんですね。
その結果、どうなったかはみなさんご存知のとおりですね。
この内容ふまえてダンケルク見にいってください
面白いですから。戦争映画っていっても、主義思想はあんまり描れてませんし、アクション映画の一種だという感じで見られます。血もあんまり流れませんし、緊迫感のある音楽と映像がめちゃくちゃいいです。
空戦にでるパイロットが本当にかっこいい。もっかい画像入れとく。

Courtesy of Warner Bros. Pictures
燃料切れてダンケルクへ不時着してその後…みたいになるんですが、第二次世界大戦から主力となった戦闘機の戦いも迫力満点です。イギリス軍のスピットファイアの空戦、すごいよかったかっこよかった。
わたしの感想なんですが、戦闘機乗りの装備、めっちゃかっこよくない!?
女一人でダンケルク見にいって面白かった映画レビューは以上になります。金曜の夜、帰りに映画でもどうですか?