BANANA FISH

BANANA FISH#9 ワルツは私と

サブタイトルはゼルダ・フィッツジェラルド。
よく聞かれるフィッツジェラルドはスコット・フィッツジェラルドといい、彼の奥さんです。
今回はキツかった…!ついにきたよここ!という絶望感満載で観ました。観てしまった…。
つらぁ…泣という気持ちしかないんですけど、アニメという動画であることを最大限いかした作りになってました。
つらぁ!

だいぶネタバレします。ネタバレ絶対いや!て人はまず本編見てきてください。
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BANANA FISH#9 あらすじ

月龍に拘束された英二たちはNYのゴルツィネの屋敷に連れてこられた。ショーターは必死に守っていた英二から引きはがされ、エイブラハムに引き渡される
英二たちを人質にとられたアッシュも程なくゴルツィネのもとへ。
そこでは豪華な晩餐の準備が整えられており、ゴルツィネによるショーが用意されていたー。
アッシュ、英二、ショーター、月龍、バナナフィッシュ開発した兄弟、オーサー、ゴルツィネ、マックス、伊部、すべてが揃った舞台で最悪のショーが繰り広げられる。

ゴルツィネの悪趣味さが最大


原作どおりよくやったな、というのが率直な感想です。
漫画より悪趣味感すごい。
アッシュを「ふつくしい…!」と褒めたたるとことか、アッシュにワインの銘柄を当てさせて教養を試して悦に入ったり、アッシュに対する執着があふれかえってました。
ゴルツィネのセリフに音声がはいると、すごいね。変態感すごい。
なんか、こう、表情がやらしい。常にやらしい。
英二にすぐ手を出そうとしたのってアッシュが大事にしてるものを手に入れたいっていうだけかも。

ワルツ「は」私と


今回もサブタイ、ワルツを私と、じゃなくてワルツは私と、なんですよね。これ「を」か「は」で結構意味が違ってくる気がします。
最後にサブタイが出た時、私はこれアッシュ視点で受けとったんです。
一つめはオーサーやゴルツィネに対して。
アッシュ自身には手を出さず、ショーターと英二に手を出すゴルツィネとオーサーに対しておれと直接やりあえよ!という叫び。
二つめはショーターに対して。
ワルツ=死とすると、ショーターが英二を殺す苦しみよりは、自分がショーターを殺すという罪を背負う、という叫び。
でも英語だと「Save Me the Waltz」
楽しいことは私にとっておいて、みたいに読みとれるんですよね、私は。英語よくわかってないけど。
ショーターと英二の不本意な戦いをワルツとするなら、アッシュが最後はおれが、という感じにもとれるなあと思ったんだよなあ。
なんにせよ、アニメだからこそ原作よりえぐい回でした。

アニメのプラス要素!天使像


ショーターが正気に戻るのがアッシュの声と天使像が目に入った時。
これ原作はなかったシーンなんだけど、これショーターとアッシュが初めて出会ったストーリを反映してるよね?
ああやばぁ!!ってなった。ショーターにとってアッシュは本当の天使だっただなあって。
短編集の中に収録されてるANGEL EYESは9話視聴後は必読です。
シンも出てきたし、来週のアニメ版がどう見せてくるかすごく楽しみです。

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