サブタイトルは今回もフィッツジェラルド。
まさにどんぴしゃー。毎回サブタイの選択のセンスが良すぎです。
今回はほっこり回だけど、ほっこり回だけど…!言いたいことがたくさんある。
BANANA FISH#11 あらすじ
ショーターを失いつつも、ゴルツィネ邸を大破壊してNYへ戻ったアッシュ。
同じタイミングで脱出に成功したマックスが警察へ通報したおかげで、ストリートキッズに襲撃をされた実業家としてゴルツィネは世間から注目を浴びることとなった。
一方着々と体制を整えるアッシュは、ゴルツィネの反撃を封じるための手段をたたみかける。
ゴルツィネにダウンタウン制圧の全権を任されたオーサーがアッシュに全面抗争を仕掛けていく。
原作のこのシーンが好きな人も多いはず!なのに…
がっつりアクションの間で、派手さがない部分なんですが、ここら辺は原作好きなら絶対好きなシーンのはず。
プライドを粉々にされ、存在意義を踏みにじられ、心の拠り所を奪われがアッシュが今後何を心の拠り所にしていくのか。
荒んだ過去で傷ついたアッシュが、どう立ち直っていくのか。
そういう細かい心理描写がいーーーっぱいのシーンなんですよね。
1話と言わず2話くらいかけてやって欲しかった。ここで静を長くとって、その先のオーサーとの決戦シーンをガツンと盛り上げて欲しい…。
具体的に省かれてて寂しいのが、
- ゴルツィネから手を回された市警が、アッシュ確保のため金髪少年を片っ端から探す
- アッシュがいいとの坊ちゃんのフリしてマックスと待ち合わせるシーン
- フライとの会話が少なくなってる(コルトは手下に、ってセリフとかなかった)
- オーサーへの最初の反撃、地下鉄のシーンがあっさり
- イウォーク語
- 新聞じゃなくてタブレットだった(経済誌に目を通してるっていう表現は必要じゃ…?)
1話に収めるためか、ちょこちょこ削られてたんです。英二とのやり取りは比較的そのまま残っていた気がするけど、なんかちょっと物足りなかった気がしました。
でも寝起きはちゃんと再現されてた。
寝起きの芋虫アッシュの画の忠実さよ…。かわいい。
そしてアニメならではの動きで好きだったのが、ここ。
アッシュがめっちゃプロっぽい。
で、ぽかんとする英二との対比がすごく絵になってるな、と。
さらに安ホテルの窓からNYの夜明けを眺めるアッシュの画は、めちゃくちゃ原作に忠実でした。絶対外したらいかんシーン、制作サイドはよく心得てる。
ここはぜひAmazonプライムビデオで実際の映像をみて欲しいとこ。
そして見回り警官と美大生の絡みがカットされてる地下鉄での襲撃シーン。のアッシュ。
アッシュ美しすぎかよ。
多分ここで次回へ繋ぎたかったからちょこちょこカットされたんだろうなあ、と思うほど完璧なエンディングでした。
補足:アッシュはマックブック使ってました。私と一緒だーうれしー!